灰色

簡素な感想。初見の感想の備忘録。

トレインスポッティングを観た

映画を観ていると、なにか教訓じみた強いメッセージ性の下にストーリーが進行しているのではないだろうか、みたいなバイアスに支配されることが多い(完全に思い込みと今まで観てきた数少ない映画が大概そんなかんじだったことによる刷り込み)。じぶんの性質的に、そういう作品はあんまり好きじゃなくて。世の中にはそういう、人としてこうでなくはいけない、が溢れているのに、映画のなかでまでそういった思想を突きつけられるのはたくさんだなあと思います。説教されてる気になってグググってなる。

この映画は、生々しくて、退廃的で、サイケデリックで、、、で、ありながらラストにはしっかりと映画らしいカタルシスがあるところと、なにより、ドラッグにかんする描写がたくさん登場するけれど、単にドラッグ恐ろしいよ!ダメ!絶対!という正しさありきの内容じゃないところに魅力があるなあと。映像も美しいし。すきです。